1学期終了 心も体も 充実した夏休みに

ひまわりの花が咲き、いよいよ梅雨明けが近づいてきました。4月、始業式・入学式をそれぞれ学年のスタートとして、子どもたちとともに、新しい気持ちで進めてきた1学期が終わりました。

保護者の皆様には、1学期間、教育活動の推進と充実にご支援ご協力を賜り、誠にありがとうございました。また、先日は、個別懇談会にご出席いただき、重ねてお礼申し上げます。地域の皆様には、子どもたちの安全・安心な生活のために、見守りなど大変お世話になり、心より感謝申し上げます。

学習や生活、運動、行事などにおいて、子どもたち一人一人が、或いは、仲間とともに、活躍する姿や頑張る姿、まわりの人に優しく接している姿が数多くありました。授業参観や運動会などでもその姿をご覧いただいたことと思います。めあてをもって、取り組んでいる子どもたちは、真剣なまなざしや溢れんばかりの笑顔が光っていました。また、失敗や間違いがあっても、あきらめずに努力を重ねている姿や、新たなことにチャレンジしようとする姿など、たくましく歩みを進めました。校外においても、力を発揮しました。

その基盤にあるのが、「越部っ子憲章」です。制定から10年、「越部っ子憲章」は、未来を担う子どもたちを健やかに育む学校・家庭・地域の共通の指針です。

夏休みは、学びの場が、家庭や地域になります。

「越部っ子憲章」を基に、大切な命を守り、「自律」と「自立」に向けて、得意な学習を伸ばす、苦手な学習を克服する、家族の一員としての家の仕事(手伝い)を継続する、規則正しい生活を続けるなど、子どもたちが生活のリズムを保ち、めあてをもって取り組んだり、安全に生活したりできますように、ご家庭でもお話をする機会をお願いします。

水の事故や交通事故、熱中症などに留意され、ご家族皆様が健康に過ごされ、課題提出日や2学期始業式に元気な顔で会えますことを心より願っております。

4年生 クリーンセンター見学

7月11日(木)、4年生がにしはりまクリーンセンターへ社会見学に行きました。施設の役割やごみ処理の仕組みなどの話を聞いた後、グループに分かれて、施設内を巡りました。分別している様子やゴミピットの様子などをガラス越しに興味深く見たり、クイズを考えたりして、学びました。実際の見聞を通して、くらしを支える仕事や行政・地域社会との関わりなど社会を見る視野が広がり、自分の生活をみつめ直すことにつながります。

6年生 たつの市立埋蔵文化財センター見学

7月10日(水)、6年生がたつの市埋蔵文化財センターに地域の歴史学習に行きました。自分たちでも各課題について調べ、講師であるセンターの義則敏彦さんから城山城の歴史や発見時の様子、遺跡について、話を聞き、熱心に学びました。また、展示されていた古代山城の門の礎石(レプリカ)や中世山城の模型なども見ました。多くの知識とともに感じたことや考えたことなどを共有したり、発信したりすることで、学びが深まり、ふるさとを大切に思う気持ちが他校へと広がることを期待しています。

けん玉検定

越部小学校の伝統の1つに「けん玉」があります。6月下旬から、昼休みの時間を活用して、けん玉検定を行いました。雨天時の休み時間や暑さ指数が高い昼休みに熱心に練習をしている姿がありました。検定時間は限られていましたが、多くの児童がチャレンジし、昇級することができました。2学期末、3学期末にも実施しますので、児童のチャレンジは続きます。

七夕集会

7月2日(火)、6年生が中心となって、わくわくタイム「七夕集会」を行いました。舞台上には子どもたちが願い事を書いた短冊が飾られていました。学習や運動、健康、家族、将来のこと、修学旅行のことなど、素直な気持ちが伝わってきました。6年生が「七夕」をテーマにした織姫と彦星の劇を披露しました。その中に、七夕に関するクイズを盛り込み、縦割りグループで話し合い、ボードに書いて、答えました。 ユーモアを交えて、それぞれの役割を6年生が演じ、みんなで楽しい時間を過ごしました。

創立149周年 7月1日 学校創立記念日

越部小学校は、その前身の仙正小学校・玉水小学校の頃から数えると140年以上にわたってこの地の教育・文化の中心として、また地域の方々の心のふるさととして地域とともに歩んできました。

創立記念日は、昭和40(1965)年に、村立越部尋常小学校として開校された明治25(1892)年7月1日を越部小学校の創立日(創立記念日)として、定めました。

越部小学校の前身である玉水小学校が明治8(1875)年に開校された時から起算され、昭和50(1975)年9月28日に開校100周年諸事業が行われています。

今年は創立149周年、来年は150周年の節目の年になります。

本校創立以来、卒業された多くの方々が、越部小学校の思い出を胸に様々なところで活躍されています。

越部小学校で学ぶ子どもたちが、諸先輩方のように、夢や志を抱き、未来への道を切り拓く力と「在りたい未来」を創造する力をつけられるように、そして、令和10年開校の小中一貫校につながるように、学校・家庭・地域が力を合わせて、教育活動を推進・充実させてまいりたいと思います。

体験と交流を通して、感性を磨き、生命の尊さを感じ、心豊かに学びを深める

今年、近畿地方の梅雨入りは、平年より2週間以上も遅く、曇りや雨の日が続いています。

「すういすい あかちゃん泳ぐ メダカたち」

「キラキラと きれいに光る ホタルたち」

子どもたちが書いた俳句から優しい心が伝わってきます。子どもたちが育てたメダカの稚魚がペットボトルを使った水槽の中を泳ぎ回っています。栗栖川のホタルや環境を守る学習も進めています。植木鉢や学校園では、アサガオのつるが伸び、ヒマワリの茎は高くなってきました。キュウリやナスは収穫できるぐらい育ち、ミニトマトは実が赤く色づき始めました。カブトムシは羽化しています。越部米の葉はしっかりしてきました。

子どもたちは各教科の学習をはじめ、普段の生活の中で、これらの身近な動植物から、実体験として「生命」を感じています。学校では観察して気づいたことや感じたことをワークシートなどに絵や文でまとめたり、タブレットを活用して記録したりしています。また、3年生からの「せんだん」の学習(総合的な学習)では、「自然環境」をはじめ、「地域」「歴史」「人権」をテーマに、課題をもって調べたり、体験や交流をしたりすることを通して、感性を磨き、心を豊かにし、「生きる力」を培っています。

今年も子どもたちが日々、健康で、元気にこの夏を乗り切ることができますように、学校・家庭・地域の連携のもと、進めていきたいと思います。ご支援とご協力をよろしくお願いいたします。

3年生 水生生物調査

6月20日(木)、3年生が西播磨県民局の方々の指導と、下野田自治会のご協力のもと、栗栖川の下野田橋周辺で水生生物調査を行いました。水中の石の下や草の茂みの下、川の流れの異なるところなどで網を動かして捕まえていきました。採取後、学校に戻り、講師の方から生物を顕微鏡で見せていただいたり、生物の名前や特徴を聞いて記録したりしました。そして、採取した生物の数を全体で確認し、栗栖川の水質を判定しました。子どもたちが興味深く水生生物について学ぶ姿が光っていました。(判定結果は4年生水生生物調査の記事でお知らせします。)

*「総合的な学習の時間」のカリキュラムを再編し、3年生が栗栖川のホタルの生態や必要な環境、カブトムシの飼育等を学習していることから、水生生物調査を4年生から3年生へと移行します。そのため、従前通りの4年生と、今年度からの現3年生が調査を行います。

5年生 バケツ稲「越部米」代かき・田植え

5年生が、一人一人バケツで米作りを行っています。地域の方とJAの方々を講師として、6月13日(木)は、土を入れたバケツに水を加えて、しっかりと混ぜ、代かきをしました。翌日の14日(金)は、5月から育てていた苗をそのバケツに植えました。これから水の管理など、稲の世話をし、生長を観察していきます。