越部百人一首の里かるた大会

「てんかさん」として、親しまれた歌人藤原俊成娘(越部禅尼)は、小倉百人一首の選者で、歌人の藤原定家の姪にあたります。本校でのかるた大会は、一昨年の中止を除き、第17回を数える長い歴史があります。今年度は、感染状況により、延期しましたが、2月22日(水)低学年の部と高学年の部に2回に分けて、体育館で行いました。協力者として、地域の2人の方に詠み手として来校いただきました。児童は、真剣な中でも楽しみながら、札をとっていました。しんと静まった会場、相手や詠み手の方への礼儀なども、日本の伝統文化のよさを感じるところです。これからも学校や家庭で練習を行い、百人一首にさらに親しみを持ってほしいと思います。

「せんだん」の学び 3年生から次の3年生へ 

3年生が「せんだん」の学習で学んだホタルや昆虫に関すること、越部探検隊での地域学習をタブレットや模造紙などを使ってまとめ、お世話になった講師の方と来年度学習する2年生に発表をしました。活動していたときの写真が映ると、そのときに感じたことが浮かんできて、振り返りができました。興味深く聞いていた2年生からは次々と質問が出て、3年生が上手に答えていました。「越部っ子憲章」第6条にあるように、ふるさとを知り、ふるさとを大切に思う気持ちが育まれています。

 

5年 たつのワーカーズ 職業体験

新宮町内小学校・播磨高原東小学校の5年生が新宮小学校を会場に、たつの商工会議所が中心となって、職業体験を行いました。①大工②自動車整備③建築設計④清掃⑤ツアープランナー⑥皮革作り⑦教師⑧花屋の8つの中から、1つ選び、各場所に分かれて、講師の方々に教えていただきました。道具類の使い方やこつ、仕事での大切なことなど、それぞれの職業に合わせた内容を興味深く、体験していきました。また、他校の児童と打ち解け、話をしている姿も数多く見ました。わたしたちのくらしを支える仕事の大切さや、働いておられる方々の思いを感じることができました。

 

行く 1月 逃げる 2月 学年のまとめと次学年に向けて 

早いもので、もう2月も中旬になりました。「立春」を過ぎ、暖かい日もありますが、ここ数日は寒い日が続いています。梅のたよりが届くようになり、今日は校庭の木にとまったうぐいすの鳴き声が聞こえてきました。

「1月(行く)、2月(逃げる)、3月(去る)」という言葉があるように、この時期は月日の過ぎるのが早く感じられます。3学期始業式で子どもたちに、今学期間の3つの大切なこととして、「学年のまとめ・次の学年への準備・次につなぐ(引き継ぐ)」と話をしました。子どもたちは、学年のまとめと次の学年に向けて、学習を進めたり、復習をしたり、生活を見つめ直したりしています。また、休み時間には、寒風をものともせずに、運動場で元気に遊んでいます。

育」を「育」や「育」とあてた言葉があります。「育・・・子どもと共に大人も育つ」、「育・・・心と心が響き合って育つ」という意味です。この時期に、改めて振り返ってみる視点であり、そして、来年度に向けて大切にしたいことであります。3学期も残り半分、ご支援ご協力の程、よろしくお願いいたします。

 

1.17を忘れない 阪神・淡路大震災から28年

1月30日(月)、延期になっていた避難訓練を行いました。地震を想定した避難訓練、今から28年前に起きた「『阪神・淡路大震災』を忘れない。その教訓を伝えていく。活かしていく。」という思いです。事前学習・指導により、子どもたちは「自分はどのように行動するか。」を心にとめて、訓練に臨み、真剣な態度で避難しました。

震災当時を知る人の年齢が高くなっている中ですが、震災の恐ろしさや助け合いの大切さ、防災・減災への準備等について、伝えて、活かしていくことが重要になっています。

 

 

 

今年を振り返り、新しい気持ちで新年を迎えて

2学期が終業しました。新型コロナウイルス感染拡大防止の対策を行いながら進めてきました日々の学習や生活、運動、学校行事や学年行事等にご支援ご協力をいただき、誠に有難うございました。地域の皆様におかれましては、登下校や放課後、休日等、子どもたちの安全・安心を守るためにご尽力を賜りましたことに心より感謝申し上げます。新しい年を迎える節目に際して、体調を崩したり、怪我をしたりすることなく、ご家族皆様が健康でお過ごしいただくとともに、新年の決意や将来の夢を語り合える機会にしていただければ幸いです。そして、1月10日(火)、3学期始業式に子どもたちの元気な顔が揃いますように、よろしくお願いいたします。

 

 

日本の伝統芸能「歌舞伎」鑑賞

文化芸術による子ども育成総合事業として、前進座による「歌舞伎」を全員が鑑賞しました。10月28日(金)、3~6年歌舞伎ワークショップ(歌舞伎の説明や立ち廻りなどの体験)を受け、11月30日(水)、歌舞伎「牛若丸」(三幕)の公演を全校で鑑賞しました。はじめに全校児童が楽しく見ることができるように、歌舞伎の見方や見所などについて分かりやすい説明がありました。その後、5・6年代表児童がワークショップで学んだ立ち廻りや見得、ツケを披露しました。素晴らしい動きでした。そして、公演では、牛若丸や武蔵坊弁慶など登場人物の台詞や動き、衣装、舞台演出、音など、児童はそれぞれの楽しみ方で、世界無形文化遺産に登録された日本の伝統芸能である歌舞伎の良さを感じました。歌舞伎を間近で見せていただいた感動は、歌舞伎はもとより、様々な伝統文化への興味・関心に広がることを期待しています。

 

 

 

5年 越部米収穫    

5月24日(火)、地域講師の方とJAの方々にご指導いただき、バケツを使った米作りのお話を聞き、期待一杯に発芽した種籾を鉢に植えたところから「越部米」の学習は始まりました。苗が育ち、6月6日(月)、一人一つのバケツに土と水を入れて、よくかき混ぜて(しろかき)、「越部米」の苗を植えました。稲の生長に合わせて、世話の仕方を教えていただき、雑草を抜いたり、夏の間、水の管理をしたりして、世話をしてきました。また、穂が実ってからは、スズメなどが食べないようにネットを張っていただきました。季節は秋になり、穂が金色に実り、10月14日(金)に稲刈りを行いました。初めて鎌を持ち、恐る恐るでしたが、それぞれが上手に刈ることができて、満足そうでした。乾燥の後、10月24日(月)に手作業での籾取りをし、すり鉢を使って、脱穀をしました。そして、11月9日(水)・10日(木)のオープンスクールでは、地域講師の方とJAの方々に来校いただき、田植えから収穫までを振り返ったり、調べたことや感想をもとにまとめたスライドを使って発表したりして、保護者の方々にも聞いていただきました。そして、育てたお米をかまどを使って炊いていただきました。炊き上がったごはんをおにぎりにして食べる表情は、とても嬉しそうで、収穫の喜びが感じられるおいしさがでした。バケツ稲の学習を通して、米作りの努力や工夫の一端を感じることができました。ご指導ご支援いただきました皆様、ありがとうございました。

 

 

ウィンター集会

12月5日(月)、6年生・5年生が中心になって、全校で楽しめる「ウィンター集会」を開催しました。これまでの集会の流れに沿って、たてわり班でのゲームとクイズでした。まず、5年生のバースデーチェーンでは、話をせずに、時間内に順に並べるかどうかを競いました。ルールを分かりやすく伝えるために、手本を見せていました。高学年が上手にリードして工夫して伝えて、並びました。次に、6年生がステージ上で、2~5人組で冬に関する事柄のジェスチャークイズをしました。「雪合戦」や「もちつき」、「クリスマス」、「初詣」、「紅白歌合戦」、「朝、寒くて布団から出られない」などバラエティーに富んだお題を工夫して演じました。答えは班で考えて、ホワイトボードに書きました。みんなの笑顔が溢れたウィンター集会、とても楽しい時間になりました。

 

自分への挑戦 ゴールをめざして マラソン大会 

雨天による延期のため、校内マラソン大会を12月1日(木)に開催しました。これまで、越部っ子ランニングや体育の時間をはじめ、休み時間なども練習をしている姿があり、力を培ってきました。走るのが得意な児童も苦手な児童もそれぞれが「自分への挑戦」として目標を持ち、ゴールをめざして力走しました。一生懸命走るその姿に胸が熱くなりました。本当によく頑張りました。児童の安全確保のために監視などしていただきましたPTA役員の皆様をはじめ、児童に温かい応援をおくってくださいました皆様に感謝申し上げます。