1学期終業 心も体も充実した夏休みに

4月、始業式・入学式をスタートとして、子どもたちとともに、新たな気持ちで進めてきた1学期が終りました。保護者の皆様には、1学期間、お子様の健やかな成長を支え、教育活動の推進と充実にご支援ご協力を賜り、誠にありがとうございました。地域の皆様には、見守り活動や青パト巡回など、子どもたちの安全・安心な生活のためのご支援に心より感謝申し上げます。

様々な場で、学習や生活、運動など、子どもたちの活躍する姿や頑張る姿、友だちを大切にしている姿がありました。授業参観や運動会などでもその姿をご覧いただいたことと思います。めあてをもって、取り組んでいる子どもたちの表情は、真剣なまなざしや溢れんばかりの笑顔が光っていました。また、失敗や間違いをしながらも、次に向けて挑戦しようとする姿や努力を重ねている態度など、たくましく歩みを進めました。その指針となっているのは、「越部っ子憲章」に相違ありません。学校・家庭・地域の共通の指針です。

夏休みは、学びの場が、家庭や地域になります。子どもたちの日々の生活が、「自律」と「自立」につながるように、学級や地区児童会で「夏休みのくらし」などをもとに、話し合いました。得意な学習を伸ばす、苦手な学習を克服する、家族の一員としての家の仕事(手伝い)を決めて継続する、規則正しい生活を続けるなど、子どもたちが生活のリズムを保ち、めあてをもって取り組んだり、交通事故や水難事故、熱中症などを防ぎ安全に生活したりできるように、ご家庭でも話し合いの機会を持っていただきますようにお願いします。夏休みの経験が2学期からの学校生活をさらに充実させるきっかけや原動力になりますように願っております。

 

 

2年生 生活科で野菜の栽培

ミニトマト、キュウリ、ピーマン、ナス、エダマメ、トウモロコシ。2年生が生活科の学習で春に植えた野菜がぐんぐん成長して、実が大きくなったり、色づいたりしています。それらの野菜を収穫し、袋に入れて、嬉しそうに持ち帰っています。秋にはさつまいももあります。子どもたちは、命を感じ、育てる楽しさを味わっています。

 

3年生 ホタルについての学習発表会

7月14日(金)3年生「生き物調査隊」が地域のホタル名人を招待し、2年生に向けてホタルについての学習発表をしました。楽しく、わかりやすく伝えるために、クイズ形式にして、大型画面には、タブレットからの問題文や自分たちが描いた絵などを映しました。ホタルの特徴や生態、ホタルを守るために自分ができることなど、工夫された問題の数々でした。2年生は興味深く聞いていました。自分たちの学びが次の学年へとつながっていきました。

 

4年生 栗栖川での水生生物調査

7月7日(金)4年生が、国土交通省河川国道事務所と環境保全団体の方々のご指導、下野田自治会のご協力のもと、栗栖川で水生生物調査を行いました。探究心をもち、水中の石の下や草の茂みの下など網を動かして、捕まえました。採取後、2グループに分かれて、生物ごとに分類し、名前や特徴を調べました。記録した指標生物の数を集約した結果、この辺りの水質は、今年も「ややきれい」でした。これから、栗栖川の環境を守るために自分たちができることを考えていきます。

けん玉検定

6月末より、昼休みに、けん玉検定を行いました。雨天時の休み時間など熱心に練習をしている姿がありました。そして、多くの児童が認定検定(10級から弐段まで)にチャレンジし、52名が昇級・昇段しました。2学期の検定に向けて、チャレンジは続きます。

 

4年生 にしはりまクリーンセンター見学

6月30日(金)香島小学校の4年生児童と一緒に、にしはりまクリーンセンターへ社会科見学に行きました。センターの役割などのお話を全体で聞いた後、両校合同のグループに分かれて、施設を巡りました。チェックポイントごとに設問を解いたり、窓からゴミピットや分別をされている様子などを興味深く見たりして、交流しながら、学習できました。

 

願いを込めて 七夕集会

7月4日(火)、運営委員会と6年生が中心となって、「七夕集会」を行いました。舞台上には、色紙で作った七夕飾りと子どもたちが願い事を書いた短冊が飾られていました。学習や運動、健康、家族、将来のこと、平和など、子どもたち一人1人の素直な思いが伝わってきました。そして、6年生が「七夕」をテーマにした劇を披露しました。BGMや効果音、そして、ユーモアも交えて、6年生がそれぞれの役割を生き生きと演じている姿に会場全体が笑顔で包まれました。

体験を通して、生命を感じ、感性を磨き、心豊かに学びを深める

梅雨空が続いている中、子どもたちが育てているアサガオは美しい色の花を咲かせ、ヒマワリは茎がぐんぐん伸びています。ミニトマトは実が次々と赤く色づき、キュウリやピーマンなども育っています。バケツ稲「越部米」は葉の緑が時折見せる太陽の光を浴びて輝き、メダカの稚魚はペットボトルの容器の中を気持ちよさそうに泳いでいます。カブトムシは羽化しています。また、飼育ケースに身近な生き物を育てている子どもたちもいます。

理科や生活科、「せんだん」の学習(総合的な学習)でのこれらの身近な動植物を通して、子どもたちは実体験として「生命」を感じています。デジタルやバーチャルではない「本物」だからこそ、愛おしさや嬉しさなどの感性が磨かれることで、心が豊かになっていきます。それぞれの学習では、気づいたことや感じたことをカードに生き生きとまとめたり、タブレットを活用して記録したりしています。また、今後、「地域」「歴史」「自然環境」「人権」をテーマに、課題をもって調べ、まとめたり、発信・交流したりする活動も進めていきます。これらを通して、『越部っ子憲章』にある命の尊さを理解したり、ふるさとへの愛着を育んだりしています。

子どもたちが日々、安全なくらしを送り、健康で、元気に夏を乗り切ることができますように、ご支援とご協力をよろしくお願いいたします。

6年生 ふるさとの歴史出前講座

6月27日(火)、6年生がたつの市立埋蔵文化財センターの専門員の方から、城山城について学びました。城山城の古代山城と中世山城、それぞれの特徴や時代背景、現存する遺構等について、スクリーンの画像などを使って説明していただきました。また、ふもとにある姥塚古墳についてのお話もあり、越部の地が古代から重要な場所であったことに驚いていました。

4年生 海に学ぶ体験学習

6月23日(金)、西栗栖小と香島小の4年生3校合同で、市教委事業「海に学ぶ体験学習」を行いました。室津港から漁船に乗り、潮風を気持ちよく受けながら沖に出たり、港の生け簀で魚やタコ、カニなど海の生き物に触れたりして、室津の海や漁師の方々の仕事などを学びました。子どもたちは初めての体験に大変喜んでいました。道の駅みつでは、魚(ガシラ)をさばいたり、イカやエビを調理したりして作ったシーフードカレーをおいしくいただきました。海の環境やSDGsについても学ぶとともに、他校の児童と船に乗ったり、食事をしたりして、交流も図れました。