朝夕の空気や虫の音、稲穂の実りをはじめ、百人一首の和歌「秋風に たなびく雲の たえ間より もれいずる月の 影のさやけさ」にもあるように、秋の情景の美しさが感じられるようになりました。9月29日、今年の「中秋の名月」は美しい満月でした。秋は、「読書の秋」、「スポーツの秋」、「芸術の秋」・・・とあるように、何をするにもよい季節です。子どもたちには今まで以上に一日一日を大切に過ごしてほしいと思います。
さて、5年生が自然学校(自然体験活動)を行い、自然の中での様々な活動を通して、多くの学びや気づきがあり、成長につながる機会になりました。また、6年生の修学旅行では、歴史と文化を大切にする心情や友情、公共マナーなどを培うとともに、心に残る思い出を作ることができました。いずれも子どもたちが元気に参加し、充実した活動にすることができました。どうもありがとうございました。
20日(金)は、音楽会と、6年に1回のプロの歌手による市民童謡ふれあいコンサートを開催します。「みんなで創り上げる」、「心を込めた歌と演奏を届けよう」など、子どもたちのよさが光るようにしていきたいと考えています。そして、日々の学習をはじめ、様々な体験や交流の機会を通して、子どもたちが自分自身を見つめ直したり、周囲の人とつながることの大切さを実感したり、可能性の幅を広げたりして、「実りの秋」として、一段と成長する機会にしてほしいと願っています。今月もご支援とご協力をよろしくお願いいたします。
*「秋風に たなびく雲の たえ間より もれいずる月の 影のさやけさ」(「秋風が吹いて、たなびいている雲の切れ間からもれ出てくる月の光は、なんという澄み切った明るさでしょう」・左京大夫顕輔)