今年は、9月に入っても記録的な暑さが続きました。「二十四節気」の暦では、「秋分」から「寒露」になりました。
百人一首の和歌「秋風に たなびく雲の 絶え間より もれ出づる月の 影のさやけさ」左京大夫顕輔(意味:「秋風が吹いて、たなびいている雲の切れ間からもれ出てくる月の光は、なんという澄み切った明るさでしょう」)にあるように、ようやく朝夕の気温が下がり、空気や虫の音、稲穂の実りなど、秋の情景の美しさが感じられるようになってきました。
秋は、「読書の秋」、「スポーツの秋」、「芸術の秋」などのように、何をするにも好季節です。
6年生の修学旅行では、歴史と文化を大切にする心情や友情、公共マナーなどを培うとともに、心に残る思い出を作ることができました。7日(月)からは、5年生が自然学校(自然体験活動)を行い、自然の中での様々な活動を通して、多くの学びや気づきを得て、成長につながる機会になることを願っています。
また、今月は、音楽会を開催いたします。「みんなで創り上げる」、「心を込めた歌と演奏を届けよう」など、子どもたちの良さが光るようにしていきたいと考えています。
日々の学習をはじめ、運動や読書、芸術など様々な面で、子どもたちには今まで以上に一日一日を大切に過ごしてほしいと思います。そして、それぞれの体験や交流の機会を通して、子どもたちが自分自身を見つめ直したり、周囲の人とつながることの大切さを実感したり、可能性の幅を広げたりして、「実りの秋」として、一段と成長する機会にしてほしいと願っています今月もご支援とご協力をよろしくお願いいたします。