新たなステージに向けて

陽光に照らされて、黄色い菜の花が輝き、校庭の桜の花が美しく咲いています。

卒業と修了、学校生活における「節目」を迎えました。3月23日(木)、卒業証書授与式を挙行し、優しさと責任感をもって歩んできた6年生は、147年の長きに亘って刻み続けてきた越部小学校卒業生の歴史に名前を記す卒業証書を授与されました。6年間の総まとめとしての思いが込められた素晴らしい姿でした。そして、小学校での成長と思い出を振り返り、別れを惜しみつつ、夢と希望を胸に巣立っていきました。

24日(金)、目標を持って、それぞれの頑張りが光った1年生から5年生は、修了式を行い、1年間の課程を修了しました。「がんばってきた」という自信や達成感が表情や態度に表れた式になりました。

今年度も新型コロナウイルスの影響がある中でしたが、子どもたちが元気に登校し、学習活動を進めるにあたり、保護者の皆様には日々の健康管理や健康観察、感染防止対策、急なお願いなど、様々な場面でご支援とご協力をいただき、ありがとうございました。おかげさまで子どもたちは成長することができました。

PTA活動では、会長様をはじめ、本部役員様、各部長様、各部員の皆様にご尽力いただき、全てのPTA会員の皆様にお世話になりましたことに心よりお礼申し上げます。地域の皆様には、子どもたちの安全・安心なくらしのために、見守りいただきましたこと、深く感謝申し上げます。

4月、卒業した6年生26名は皆様にお支えいただいたことを胸に抱き、夢や志を持って歩んでいくことと信じています。1年生から5年生はそれぞれ進級し、新しい学年で新1年生を迎え、新たな気持ちで目標をもって新年度のスタートがきれることを願っています。

 

 

 

6年生を送る会

3月3日(金)、5年生が中心となって行った「6年生を送る会」では、それぞれの学年が、音楽やダンス、クイズ、劇で6年生と楽しい時間を過ごしました。そして、登下校やお楽しみ集会などでお世話になったことを感謝の言葉として、伝えました。5年生からは、「次は、自分たちの番。引き継いでいきます。」という力強い言葉がありました。1年前は送る側だったのが、今年は送られる側になった6年生。最上級生としての役割をしっかりと果たすことができたからこそ、この5年生の言葉になったのだと思います。最後に、6年生からはお礼とみんなへのエールがありました。「バトン(越部小の伝統)」が次へと渡ること、受け取ることの重みを実感したことと思います。全校生の気持ちが心に深く染み込んできた「6年生を送る会」になりました。

越部百人一首の里かるた大会

「てんかさん」として、親しまれた歌人藤原俊成娘(越部禅尼)は、小倉百人一首の選者で、歌人の藤原定家の姪にあたります。本校でのかるた大会は、一昨年の中止を除き、第17回を数える長い歴史があります。今年度は、感染状況により、延期しましたが、2月22日(水)低学年の部と高学年の部に2回に分けて、体育館で行いました。協力者として、地域の2人の方に詠み手として来校いただきました。児童は、真剣な中でも楽しみながら、札をとっていました。しんと静まった会場、相手や詠み手の方への礼儀なども、日本の伝統文化のよさを感じるところです。これからも学校や家庭で練習を行い、百人一首にさらに親しみを持ってほしいと思います。

「せんだん」の学び 3年生から次の3年生へ 

3年生が「せんだん」の学習で学んだホタルや昆虫に関すること、越部探検隊での地域学習をタブレットや模造紙などを使ってまとめ、お世話になった講師の方と来年度学習する2年生に発表をしました。活動していたときの写真が映ると、そのときに感じたことが浮かんできて、振り返りができました。興味深く聞いていた2年生からは次々と質問が出て、3年生が上手に答えていました。「越部っ子憲章」第6条にあるように、ふるさとを知り、ふるさとを大切に思う気持ちが育まれています。

 

5年 たつのワーカーズ 職業体験

新宮町内小学校・播磨高原東小学校の5年生が新宮小学校を会場に、たつの商工会議所が中心となって、職業体験を行いました。①大工②自動車整備③建築設計④清掃⑤ツアープランナー⑥皮革作り⑦教師⑧花屋の8つの中から、1つ選び、各場所に分かれて、講師の方々に教えていただきました。道具類の使い方やこつ、仕事での大切なことなど、それぞれの職業に合わせた内容を興味深く、体験していきました。また、他校の児童と打ち解け、話をしている姿も数多く見ました。わたしたちのくらしを支える仕事の大切さや、働いておられる方々の思いを感じることができました。

 

行く 1月 逃げる 2月 学年のまとめと次学年に向けて 

早いもので、もう2月も中旬になりました。「立春」を過ぎ、暖かい日もありますが、ここ数日は寒い日が続いています。梅のたよりが届くようになり、今日は校庭の木にとまったうぐいすの鳴き声が聞こえてきました。

「1月(行く)、2月(逃げる)、3月(去る)」という言葉があるように、この時期は月日の過ぎるのが早く感じられます。3学期始業式で子どもたちに、今学期間の3つの大切なこととして、「学年のまとめ・次の学年への準備・次につなぐ(引き継ぐ)」と話をしました。子どもたちは、学年のまとめと次の学年に向けて、学習を進めたり、復習をしたり、生活を見つめ直したりしています。また、休み時間には、寒風をものともせずに、運動場で元気に遊んでいます。

育」を「育」や「育」とあてた言葉があります。「育・・・子どもと共に大人も育つ」、「育・・・心と心が響き合って育つ」という意味です。この時期に、改めて振り返ってみる視点であり、そして、来年度に向けて大切にしたいことであります。3学期も残り半分、ご支援ご協力の程、よろしくお願いいたします。

 

1.17を忘れない 阪神・淡路大震災から28年

1月30日(月)、延期になっていた避難訓練を行いました。地震を想定した避難訓練、今から28年前に起きた「『阪神・淡路大震災』を忘れない。その教訓を伝えていく。活かしていく。」という思いです。事前学習・指導により、子どもたちは「自分はどのように行動するか。」を心にとめて、訓練に臨み、真剣な態度で避難しました。

震災当時を知る人の年齢が高くなっている中ですが、震災の恐ろしさや助け合いの大切さ、防災・減災への準備等について、伝えて、活かしていくことが重要になっています。

 

 

 

今年を振り返り、新しい気持ちで新年を迎えて

2学期が終業しました。新型コロナウイルス感染拡大防止の対策を行いながら進めてきました日々の学習や生活、運動、学校行事や学年行事等にご支援ご協力をいただき、誠に有難うございました。地域の皆様におかれましては、登下校や放課後、休日等、子どもたちの安全・安心を守るためにご尽力を賜りましたことに心より感謝申し上げます。新しい年を迎える節目に際して、体調を崩したり、怪我をしたりすることなく、ご家族皆様が健康でお過ごしいただくとともに、新年の決意や将来の夢を語り合える機会にしていただければ幸いです。そして、1月10日(火)、3学期始業式に子どもたちの元気な顔が揃いますように、よろしくお願いいたします。

 

 

日本の伝統芸能「歌舞伎」鑑賞

文化芸術による子ども育成総合事業として、前進座による「歌舞伎」を全員が鑑賞しました。10月28日(金)、3~6年歌舞伎ワークショップ(歌舞伎の説明や立ち廻りなどの体験)を受け、11月30日(水)、歌舞伎「牛若丸」(三幕)の公演を全校で鑑賞しました。はじめに全校児童が楽しく見ることができるように、歌舞伎の見方や見所などについて分かりやすい説明がありました。その後、5・6年代表児童がワークショップで学んだ立ち廻りや見得、ツケを披露しました。素晴らしい動きでした。そして、公演では、牛若丸や武蔵坊弁慶など登場人物の台詞や動き、衣装、舞台演出、音など、児童はそれぞれの楽しみ方で、世界無形文化遺産に登録された日本の伝統芸能である歌舞伎の良さを感じました。歌舞伎を間近で見せていただいた感動は、歌舞伎はもとより、様々な伝統文化への興味・関心に広がることを期待しています。

 

 

 

5年 越部米収穫    

5月24日(火)、地域講師の方とJAの方々にご指導いただき、バケツを使った米作りのお話を聞き、期待一杯に発芽した種籾を鉢に植えたところから「越部米」の学習は始まりました。苗が育ち、6月6日(月)、一人一つのバケツに土と水を入れて、よくかき混ぜて(しろかき)、「越部米」の苗を植えました。稲の生長に合わせて、世話の仕方を教えていただき、雑草を抜いたり、夏の間、水の管理をしたりして、世話をしてきました。また、穂が実ってからは、スズメなどが食べないようにネットを張っていただきました。季節は秋になり、穂が金色に実り、10月14日(金)に稲刈りを行いました。初めて鎌を持ち、恐る恐るでしたが、それぞれが上手に刈ることができて、満足そうでした。乾燥の後、10月24日(月)に手作業での籾取りをし、すり鉢を使って、脱穀をしました。そして、11月9日(水)・10日(木)のオープンスクールでは、地域講師の方とJAの方々に来校いただき、田植えから収穫までを振り返ったり、調べたことや感想をもとにまとめたスライドを使って発表したりして、保護者の方々にも聞いていただきました。そして、育てたお米をかまどを使って炊いていただきました。炊き上がったごはんをおにぎりにして食べる表情は、とても嬉しそうで、収穫の喜びが感じられるおいしさがでした。バケツ稲の学習を通して、米作りの努力や工夫の一端を感じることができました。ご指導ご支援いただきました皆様、ありがとうございました。